メニュー

中年太り(その1)

[2014.02.28]

男女ともに40歳前後になると、食事の量も一日の運動量も生活リズムも若い頃とあまり変わらないのに急に太り始める、いわゆる中年太りが悩みの種になります。
歳をとると筋肉の量が減り、筋肉で作られる※基礎代謝は低下し、運動不足による消費エネルギーも低下し、食べる摂取エネルギー量が消費エネルギー量を大きく上回り、消費されずに余ったエネルギーが体脂肪となり貯蓄されて中高年の肥満につなたってゆくのです。中年太りのほとんどは内脂肪型肥満(メタボタイプ)なので、高血圧、糖尿病、動脈硬化、心臓病といった生活習慣病のリスクが高くなってきています。ダイエットはスリムでキレイを望む若い女性の専売特許のようですが、中高年こそダイエット=太らない体づくりが必須なのです。

ダイエットの基本は、アウトを多くし、インを減らす。即ち、消費エネルギーを増やし(定期的な有酸素運動)、摂取エネルギーを減らす(食餌療法)ことですが、食事の量やカロリーの制限は挫折がつきものですし、若い頃ならまだしも、今さら運動習慣なんて無理とあきらめる人も多いでしょう。
ダイエットに王道はありませんが、ちょっとしたコツや心掛けで今より絶対太らないダイエットを地道に続けていきましょう。
ダイエットのコツは次回に。

※基礎代謝・生命活動のために最低限必要な最少エネルギー

(2010.3 「くらしの百科」産経新聞社)

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME