不妊症
大阪市北区梅田にある荻野レディースクリニックでは、赤ちゃんを望む多くのカップルに寄り添い、不妊症の相談や治療を行っております。私たちは、長年の経験に基づき的確な診断を行う院長と、患者さんの不安を丁寧に汲み取る副院長という、母娘二人の医師による診療体制が強みです。不妊症は決して珍しいことではなく、現在では多くのご夫婦が経験される悩みの一つです。地下鉄四つ橋線西梅田駅から徒歩3分という便利な場所にあり、お仕事帰りや買い物ついでにも通いやすい環境を整えています。私たちは、患者さん一人ひとりのライフスタイルや想いを大切にしながら、無理のない範囲で進めていける治療を提案します。まずはリラックスしてお悩みをお聞かせください。
不妊症の症状について
不妊症とは、妊娠を希望する健康な男女が避妊をせずに定期的な性交を行っているにもかかわらず、一定期間(一般的には1年)妊娠に至らない状態を指します。病気とは異なり、身体に痛みがあったり、急激な体調不良が現れたりするわけではないため、ご自身で自覚することが難しいのが不妊症の特徴です。しかし、背景に隠れている微かなサインを見逃さないことが、早期の対応につながります。
月経(生理)に関する気になる兆候
毎月の生理は、女性の身体からの重要なメッセージです。以下のような症状がある場合は、排卵や子宮の状態に何らかの影響が出ている可能性があります。
- 生理不順があり、周期が極端に長い、または短い。
- 生理痛が非常に重く、日常生活に支障をきたしている。
- 経血の量が以前よりも極端に増えた、あるいは減った。
- 不正出血が頻繁に見られる。
生理痛が重い場合、不妊の原因となる子宮内膜症などの疾患が隠れていることもあります。気になる症状があれば、早めに専門的な相談をご検討ください。
生理にまつわるお悩みの詳細については「月経異常」のページや「不正出血」のページも併せて参照してください。
自覚症状がないケースの重要性
不妊症の多くは、日常生活において全く無症状です。ご自身では健康そのものだと感じていても、いざ検査をしてみると卵管の通りが悪かったり、排卵のタイミングがずれていたりすることが判明するケースが少なくありません。そのため、「まだ大丈夫」と先延ばしにせず、妊娠を意識し始めた段階で一度、ご自身の身体の状態を把握しておくことが大切です。
不妊症の原因について
不妊症の原因は一つだけとは限らず、女性側、男性側、あるいはその両方に要因がある場合や、現在の医学検査では特定できない原因不明のものまで多岐にわたります。私たちは、多角的な視点からその要因を探り、最適なアプローチを考えます。
女性側の要因
女性の不妊原因として代表的なものには、排卵の障害、卵管の閉塞や狭窄、子宮のトラブルなどが挙げられます。加齢に伴って卵子の質や量が変化することも、重要なリスク因子(不妊のリスクを高める要素)となります。特に、30代後半からは妊娠しづらくなる傾向があるため、早めの検査が推奨されます。
ホルモンバランスの乱れを確認する重要性については「ホルモン検査」のページで詳しく解説しています。
男性側の要因
意外に思われるかもしれませんが、不妊の原因の約半数は男性側にあると言われています。精子の数や運動率、形に問題がある場合や、勃起障害、射精障害などが含まれます。男性側に自覚症状がないことも多いため、不妊治療はカップル二人三脚で取り組むことが、早期解決への近道となります。
パートナーと一緒に状況を確認したい方は「パートナー検査相談」のページをご参照ください。
原因不明不妊(機能性不妊)
現代の一般的な検査では、男女ともに明確な異常が見つからない場合があります。これを原因不明不妊と呼びます。しかし、これは「何も問題がない」ということではなく、受精や着床といった非常に繊細なプロセスにおいて、検査では測りきれない何らかのミスマッチが起きていると考えられます。当院では、このような場合でもステップアップを含めた柔軟な治療方針を提案します。
不妊症の病気の種類について
不妊に繋がる具体的な疾患はいくつか存在します。これらの病気が見つかった場合は、まずその治療を行うことが妊娠への第一歩となります。
多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)
卵胞が成熟するのに時間がかかり、なかなか排卵が起こりにくくなる状態です。生理不順や無月経を伴うことが多く、若い女性にも比較的よく見られます。適切な排卵誘発剤の使用や生活習慣の改善によって、排卵を促すことが期待できます。
子宮内膜症
本来は子宮の内側にあるはずの内膜組織が、子宮以外の場所(卵巣や腹膜など)にできてしまう病気です。強い生理痛の原因になるだけでなく、卵巣の中に「チョコレート嚢胞」を作ったり、周囲の組織と癒着を起こしたりして、卵管の動きを妨げることがあります。
子宮の状態が気になる方は「子宮筋腫・子宮内膜症の相談」のページをご覧ください。
子宮筋腫
子宮の筋肉にできる良性の腫瘍です。筋腫ができる場所や大きさによっては、受精卵の着床を妨げたり、流産のリスクを高めたりすることがあります。特に粘膜下筋腫と呼ばれる、子宮の内側に突き出すタイプは不妊に大きく関わります。
卵管閉塞・卵管周囲癒着
精子が卵子に出会うための道である卵管が詰まってしまったり、周囲とくっついて(癒着して)動けなくなったりしている状態です。過去のクラミジア感染症などが原因となることが多いですが、自覚症状がないまま進行しているケースが多々あります。
感染症のリスクを確認したい場合は「性感染症検査」のページをチェックしてみてください。
不妊症の治療法について
当院では、患者さんの希望や年齢、検査結果に基づいて、自然な妊娠に近い方法から順に進めていくステップアップ治療を基本としています。焦らず、しかし着実に一歩ずつ進んでいきましょう。
タイミング療法
最も自然に近い形での妊娠を目指す方法です。超音波検査で卵胞(卵子が入った袋)の大きさを測定し、最も妊娠しやすい排卵日を特定して性交渉のタイミングをアドバイスします。必要に応じて、排卵をサポートするお薬を使用することもあります。
治療の具体的な流れについては「タイミング療法」のページ、排卵の仕組みについては「排卵チェック」のページを参考にしてください。
薬物療法(排卵誘発法)
排卵が不安定な方や、より確実に排卵を起こしたい場合に、内服薬や注射剤(ゴナドトロピンなど)を使用します。これにより、卵胞の発育を助け、妊娠の確率を高めます。お薬の使用にあたっては、副作用や多胎(双子など)のリスクについても丁寧にご説明します。
人工授精(IUI)
精液を洗浄・濃縮し、細いカテーテルを用いて最も妊娠しやすい時期に子宮内へ直接注入する方法です。精子の運動率が少し低い場合や、フーナーテスト(性交後試験)の結果が芳しくない場合、タイミング療法で結果が出ない場合に選択されます。痛みはほとんどなく、数分で終了する処置です。
ブライダルチェックとしての検査
「すぐに不妊治療を始めるわけではないけれど、将来のために今の状態を知っておきたい」という方も増えています。当院ではブライダルチェックも行っており、現在の健康状態や不妊に繋がる疾患の有無を確認することが可能です。
検査内容の詳細は「ブライダルチェック」のページをご覧ください。
不妊症についてのよくある質問
Q1. 検査や治療を始める時期はいつがいいですか?
A1. 妊娠を希望して半年から1年程度経過しても授からない場合、あるいはご自身やパートナーの年齢が30代後半以降であれば、早めの受診をお勧めします。また、生理不順や重い生理痛などの自覚症状がある場合は、期間にかかわらず一度ご相談ください。早すぎるということはありません。
Q2. 不妊治療は痛い検査が多いと聞いて不安です?
A2. 多くの検査は通常の婦人科検診と同様で、強い痛みを伴うものではありません。卵管の通りを調べる検査などで違和感や軽い痛みを感じることはありますが、当院ではできるだけ痛みに配慮し、お声がけをしながらゆっくりと進めていきますのでご安心ください。
Q3. 男性も一緒にクリニックへ行く必要がありますか?
A3. 初診からお二人で来院される必要はありません。まずは女性側から検査を始めるケースが多いですが、治療が進む段階で男性側の検査(精液検査など)も重要になります。当院では、無理にお二人揃っての来院を強要することはありませんので、ご家庭のペースに合わせてお越しください。
Q4. 費用はどのくらいかかりますか?
A4. 2022年4月から、一般的な不妊治療(タイミング法や人工授精など)は保険適用となりましたが、当院の場合は自費診療となります。詳細につきましては、遠慮なくスタッフへお尋ねください。
院長より
荻野レディースクリニックのホームページをご覧いただき、ありがとうございます。赤ちゃんがなかなか授からないという悩みは、誰にも相談できず、お一人で抱え込んでしまいがちなものです。私たちは、ここ梅田の地で1995年の開業以来、多くの女性たちの声に耳を傾けてきました。日本産科婦人科学会専門医として培ってきた確かな知識と経験を持つ私、院長の荻野瑠美と、患者さんの心に寄り添う診療を大切にする副院長の荻野舞が、それぞれの強みを活かして皆さんをサポートいたします。
私たちのクリニックには、10年以上勤めているベテランスタッフが多く、いつも変わらない安心感でお迎えすることを心がけています。グレーを基調とした落ち着いた待合室で、ゆったりとした気持ちでお過ごしください。不妊治療は「まずは自分を知ること」から始まります。検査をして今の状態を把握するだけでも、不安が和らぐことがあります。当院では無理な治療を勧めることはありません。あなたの「これから」を、私たちと一緒に考えていきましょう。少しでも気にかかることがあれば、どうぞお気軽に西梅田駅近くの当院へお立ち寄りください。
