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アンチエイジングの心がけ

[2014.02.28]

新しい年を迎え、またひとつ年を重ねることを嬉しく思えないのは私だけではないでしょう。
不老不死ならば嬉しいのですが、平均寿命86.4歳の日本人女性は、世界中で一番長く老いと向き合っていかなければなりません。

21世紀初頭には目新しかったアンチエイジングの概念も、今や医学だけではなく美容や食事に至るまで、この10年ですっかり定着し、社会の高齢化に従ってますます関心が高まっています。
アンチエイジングとは、年を重ねるに従って生じる「老い」をいかに先送りするかという対処法です。年をとるとまず目立つのは、容姿の衰え。顔や目元・口元のシワ、白髪・脱毛、目の濁り、難聴、腰や背の曲がり、全身臓器の老化、更に身体の恒常性を保っているホルモンや外敵から身を守っている免疫機能が低下するために病気にかかりやすくなります。

昨年の11月の抗加齢学会で2例の興味深い動物実験結果が報告されました。
1例目は、同年齢なのにシワ深い老いた猿と若々しい猿。前者には自由に豊富な餌を与え、後者は粗食による食餌制限を行ったケース。2例目は、発癌物質を長期に持続投与された2匹のマウスで、大腸癌を発症し全身転移したマウスと元気に走り回るマウス。後者には週3回運動を定期的に強制させた結果、癌の発症を認めませんでした。
つまり、1.バランスの良い低カロリーの食事(素材を考えた粗食)、2.適度な運動(無理の無い気持ちよく続けられる運動)、3.ストレスのない楽しい暮らし(上手にストレスを回避・解消し気分転換できること)の3つをコツコツと日々心がけることが重要です。

あたらしいアンチエイジングを目指してください。

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